Method:Nozura zumi / Material:aji stone
STONE PROJECT
石は先人たちの「夢の跡」を伝えてくれます。
それは孕んだ葛藤を異形にあらわした奇妙な石が見る人を圧倒するビジュアルで
今もなお私たちに強く語りかけてくれます。
高く積まれた石積みは権威の象徴でもあり、彫り込まれた石材は見る人の意表をつきます。
石はその夢が大きければ大きいほど、情熱が強ければ強いほど多くの人をひきつけてやみません。
Stone projectは日本の伝統を呼び起こすことで、新たな自己存在感を呼び起こします。
Method:Nozura zumi / Material:aji stone
Method:Kuzure zumi / Material:Ikoma stone
四方に仏身が彫られた四方仏の蹲踞。苔むして丸味を帯びた蹲踞は仏体の輪郭も定かではないがそれが、侘び寂びの感をあたえる。
中国の古銭『布泉』を模した手水鉢。京都、大徳寺茶室の布泉が世間に名高い。布と泉の二文字がそれぞれ左右に浮き彫りされているのが特徴。『布』は広めるを表し、『泉』は流れるを表す。
石とは自然の織成す産物である。各地に丸い石、四角石、三角の石等があるがまれに思いもよらない石がある。奇岩は自然が与えてくれる新鮮な驚きや好奇心をくすぐってくれる。奇岩は日常では思いもつかない「とっておき」の石である。
なにしろ、やたらにデコボコな石である。詳細は不明だが、何百、何千年と長い年月をかけ波や風にさらされ浸食された部分が他にはない造形美を作り出す。石の表面に刻まれた模様は私たちにシュールな世界を見せてくれる。人々の度肝の抜いてくれること間違いなしだ。
なんと幸せそうな微笑みを浮かべた布袋様。ご利益には無病息災や商売繁盛などがあるとされる。縁起物として庭に飾ることもしばしばある。
灯篭は古来の照明器具の一種で背が高いと相場が決まっている。しかしそのスタイルが定番化したのは14、15世紀ごろのことでそれ以外にも丸や背の低い灯篭も存在する。この石灯籠は飛鳥石を用い円形の穴を貫通させた珍しい意匠。
“「戦乱」の世を終わらせられる人物が「麒麟」を連れてこられる人“ NHK大河ドラマ『麒麟が来る』のセリフです。麒麟は中国の神話に登場する空想の動物。言い伝えでは慶事の前に現れおめでたいしるしとも伝えられる。日本国内の神社・仏閣の彫刻や装飾にも多く用いられ、日光東照宮や正倉院の宝物、また京都の祇園祭の山鉾でもその姿を見ることができる。
